【中華製キャプボ】4K60パススルー/1080p60キャプチャで4500円!?謎の激安キャプチャボード「Basicolor3217 4K キャプチャーボード」をレビュー【キャプチャ動画あり】

2021年6月22日

こんにちは!

今回は、Amazonタイムセール祭りで購入した商品レビュー第一弾!「Basicolor3217 4K キャプチャーボード」をレビューしていきます!

初めて性能見たときは思わず二度見したんですが…4K60フレームのパススルーと1080p60フレームのキャプチャでなんと4504円でした(購入時)。キャプボで有名なElgatoのやつだと24500円もします。果たしてゲーム配信などの用途でもちゃんと使えるのか?見ていきたいと思います。

↑購入はこちらから。なんとタイムセールでなくても5000円くらいで購入できるようです(Amazon価格)。

↑ちゃんとしたのが欲しい方はこちら。HDR10にも対応しています。

外観

外箱

外箱はこんな感じです。

いかにも中華な感じです。機械翻訳みたいな日本語がないだけましですかね。

内容物

箱を開けると、

  • 本体
  • マニュアル
  • Type C to Cケーブル
  • Type C to Aケーブル

ケーブルはどちらも10cmくらいですかね。ハブを使わない場合はPCの近くでしか使えないので、ゲーム機などの映像出力ケーブルを本機器側まで引き回してくる必要があります。ちなみに、機器側がUSB-Cになっています。

マニュアルには、OBSでの利用方法なんてのも載ってました。ただ、自分は説明書に載っていた方法とは若干異なるやり方に落ち着きました。

ケーブル交換について

このくぼみいる?

機器側の挿し口にくぼみがあるため、ケーブルによってはこの穴を通過できず使えないケーブルがあるので注意してください。また、USB3.1接続が推奨されているのでそれ以上の規格のケーブルを使うようにしましょう。

↑こういったケーブルなど。試してはいないのでご購入は自己責任でお願いいたします。

機能

基本的な接続

基本的な接続は、以下の図のように行います。

USB接続は3.1を推奨

HDMIのスループット(モニターに送る方)は、遅延はほぼなく4K/60フレームで転送できます。

マイク入力・ヘッドホン出力

また、本機器の写真を見ればわかるように、3.5mmマイク入力とヘッドホン出力があります。本機器にヘッドセットを繋げば、それだけでゲーム実況が行えてしまうというわけです。

PC側からは録音デバイスのみ認識したため、PCの音やマイク音をループバックする機能はないようです。

スループット

まずはスループットの画質を見てみます。今回はPS5から出力して検証しました。

どうやら正しく出力できているようです。カメラだと写りが微妙なのですが、モニターに直で刺した時と遜色ない画質だと思います。

ちなみに今回使用しているモニターはこれです。WQHDですがPS5からは4Kとして認識されるのでダウンコンバートでWQHDでゲームができます。おすすめです(最近在庫あまりないようですが)。

ただ、利用できなくなった機能もいくつかあります。

僕が使っているモニターはHDR対応なのですが、この機器を噛ませるとHDRは利用できず、1080pに出力を落としても利用できません。

また、120Hz出力も利用できなくなりました。

恐らく、PS5側から60Hzモニターとして認識されているんでしょう。HDMI規格準拠*というわけではないようです。

*…ここで言うHDMI規格準拠とは、4K/60フレームを達成する規格なら1080p/120フレームを出力できるにもかかわらず、出力できていない状態を言っています。規格ごとの出力性能はこちらをご覧ください。WikipediaのHDMIのページです。

キャプチャ

続いて、キャプチャ画質を見ていきましょう。

OBSからは、「Mirabox Video Capture」というデバイス名で認識されました。元となった製品名なんでしょうか?
詳細はわかりませんが、ともかく上の画像のように設定しました。

音声出力については、マニュアルには「カスタム音声デバイスを使用する」をチェックしMirabox Audioを設定するように書かれていたのですが、この方法だとOBSの音声ミキサーでモニターができなかったので私は設定しませんでした。

音声入力デバイスとして「Mirabox Audio」があるので、そちらを別途設定して音声を取り込みました。キャプチャした映像のスクリーンショットが以下になります。

OBSのスクリーンショット機能を利用して撮影

先ほどのスループットの部分の画像と比べていただければわかると思いますが、明らかに画質が劣化しています。全体的にビットレートが低い感じでしょうか…1080pに出力を落とす等いろいろやってみましたがあまり改善されませんでした。

PS5では明らかに画質が悪かったので、SwitchでYouTube Liveから配信してみました(1乙してますが…久しぶりにやったので勘弁してください)。

映像を見ていただければわかると思いますが、特に空が見えている場面などで映像がガビガビになっていると思います。配信は10Mbpsで行ったので配信による画質の劣化はほぼないと思います(というか、OBSに映っている画質もこんなもんです)。

総評

いいところ
  • 価格がとにかく安い
  • 4K/60フレームのスループットは問題なし
  • USB-C接続
  • マイク入力可能
イマイチなところ
  • キャプチャ画質はあまり良くない
  • ケーブルの交換がややしづらい
  • スループット出力は画質にかかわらず60fpsまで

まとめ

いかがだったでしょうか?

個人的には、思ったよりちゃんと使えるな、という印象です。キャプチャ画質も良くはないですが、使えないほど悪いわけでもないかなと思います。ゲーム機を使ってゲーム実況する機会がそんなにないという人や、レトロゲーム中心という方はこれでも全然使えるんじゃないでしょうか?

使っていると結構発熱したりするので、耐久性についてはまだ未知数ですが高額なキャプボには手が出ない!という方は一度試してみるのもいいんじゃないでしょうか。

それではまた次回の記事でお会いしましょう!