【audio-technica】イヤホン単体で驚異の25時間再生!?寝ホンにもおすすめの超ロングバッテリーワイヤレスイヤホン「ATH-CKS50TW2」を紹介【LE Audio対応】
こんにちは!

みなさんは、ワイヤレスイヤホンのバッテリーが使用中に切れて困ったことはありませんか?
自分は朝からスロットを打ちに行く日は9時過ぎから1日中つけていることが多いのですが、15,6時になると電池がなくなってきてしまうことが多いです。
パチンコ屋はとてつもなく煩いのでこれまではノイズキャンセリングイヤホンを2台持ちしていたのですが、超電池持ちが良いイヤホンがあることを知り、今回購入してみました。


↑これまではこの2台を使ってました。SENNHISERの方については記事もあります!レビューにも書きますが正直音質はこちらが上です
また、ノイズキャンセリングや低遅延モードなど、一定の機能性もあるとのことでそのあたりも詳しく解説していきます!

↑購入はこちらから!
外観
外箱
外箱はこんな感じです。


裏には同梱品やスペックなどが詳細に記載されており、大手メーカーらしく店頭で手に取ってもわかりやすいデザインです。
内容物
内容物はこんな感じです。

- 保証書・説明書類
- ステッカー
- 本体・充電ケース
- 予備イヤーピース(XS,S,L)
- USB-A to Cケーブル(約50㎝)
付属品はオーソドックスなものが多い印象です。

イヤホン本体はケースに入っていますがシールで絶縁処理されており、本体に過充電されないようになっています。
イヤーピースは最初からついていたMが耳にフィットしていたのでそのまま使ってます。

傘は短いタイプです。高さは6mm前後という感じでしょうか。
重量
重量は以下の通り、ケース込み約66g,片耳で約7gです。


元々メインで使っていたMOMENTUM True Wireless 3がケース込み約78g,片耳で約6gだったので、単体としてはやや重くなった形ですが、自分の耳とフィットしているからかあまり重いという印象は受けませんでした。
見た目のわりに外側重心ではないのも影響しているかもしれません。
サイズ
電池持ちが良い=バッテリーが大きいため、大きさは他のものと比べてやや大きいかなという印象です。


外耳が小さい方はもしかしたら長時間つけた際に痛みを感じるかもしれないので、一度家電量販店等で試してみるのもいいと思います。
機能
スペック
数値上のスペックはこんな感じです(公式サイトより一部を抜粋)。
- 型式:ダイナミック型
- 再生周波数帯域:5~20000Hz
- Bluetooth:5.3
- 対応コーデック:LC3、AAC、SBC
- 対応サンプリング周波数:44.1kHz,48kHz
- 対応ビット数:16bit
- 伝送帯域:20~20000Hz
- 充電時間:イヤホン約2.5時間、充電ケース約4時間(USB充電時),約7.5時間(Qi充電時)
- 使用可能時間:連続通信(音楽再生時、ノイズキャンセリングOFF時):最大約25時間(イヤホン)
最大約65時間(充電ケース併用時)
連続通信(音楽再生時、ノイズキャンセリングON時):最大約15時間(イヤホン)
最大約40時間(充電ケース併用時)
やはり目を引くのは使用可能時間でしょうか。ノイズキャンセリング併用でも15時間連続使用できます。
一方、対応コーデックはLC3,AAC,SBCとなっておりハイレゾには対応していません。せっかく電池持ちがいいのでLDACでも搭載してくれればうれしかったのですが。。
左右連結
先ほどから何度か画像に登場していますが、本製品は左右のイヤホンをくっつけることができます。

くっつけた時点で電源が切れるため、ケース無しで持ち運ぶことができます。ケース無しで持ち運んだことはないですが、くっつけた時点で電源が切れる仕様自体は便利です。また、ケースにしまう際もうまくはまらない等が減るので割と気に入っています。
後述するアプリの設定で無効化したり、音楽再生のみを一時停止する設定に変更することもできます。
ノイズキャンセリング
定番のノイズキャンセリング機能も搭載されています。
3万円台の高価格帯イヤホンと比較すると、やや効きは弱い印象ですが一般的なノイズキャンセリングイヤホン並みの性能と言えると思います。
ゼンハイザーやSonyの高価格帯のような、シーン別のノイズキャンセリング設定などもありません。
いわゆるトークスルー機能(外音取り込み)はあります。
↑上記イヤホンも記事で紹介しています!
物理ボタン
本製品で気に入っている部分として、操作系が物理ボタンになっている、ということがあります。タッチ式は取り外しの際などに誤作動してしまうことが多くありますので、これはうれしいポイントでした。
ボタンの操作内容については後述するアプリで設定ができます。
無線充電
ケースは無線充電に対応しています。特に記載はなかったのですが恐らくQi1(7.5W)規格だと思われます。一般的なQi規格充電器で充電可能です。

アプリ
アプリからも色々と設定を行えます。
イコライザー
5つのプリセット、および自分で設定した5Band EQを設定できます。


いくつ保存できるのかは試せていませんが、とりあえずマイセッティングも複数保存できるようです。
プライベートタイマー
寝ホン向け機能その1として、タイマー機能があります。

アラーム機能だとなおよかったですが、何分にアラームが鳴るかは表示してくれるので例えば新幹線で寝て到着予定時刻の数分前にセットする等の使い方が便利そうです。
サウンドスケープ
寝ホン向け機能その2として、様々なBGMを再生するサウンドスケープ機能があります。

これは結構珍しい機能だと思います。普段からノイズ発生器などを使用している方には非常に便利なのではないでしょうか。ノイキャンONでも睡眠時間まるまる電池が持つイヤホンならではの機能ではないかと思います。
アンビエンスコントロール
ノイズキャンセリング、ヒアスルー(外音取り込み)、オフから選択できます。

低遅延モード
ゲームなどをする際に低遅延にするモードです。後述のLE Audioとは併用できません。接続の安定性が弱まるようなので、部屋などでゲームをする際に使うモードという感じです。
LE Audio
LC3コーデックを使用する接続方式で、こちらは低遅延に加えて高音質・低電力で動作するモードになります。

端末によっては、上記のような表示が出るようです(上記はGalaxy S24)。
また、設定の際には再ペアリングが必要となるのでこまめに切り替えるのは難しいです。
使っている限りでは、音質の差はあんまりないかなーという感じでした。また、ヒアスルーから復帰した際に左右の同期ズレが発生したことがありました。LE Audioは片耳のイヤホンをスマートフォンと接続し、繋がったほうのイヤホンがもう片方のイヤホンに接続する仕組みのため、このような現象が起こるのかもしれません。
正直、自分はLE Audioをわざわざ使う必要は現状ないのかなという感想です。
遅延の比較
遅延について低遅延モードと比較してみましたが、あまり大きな差はありませんでした。

音が聞こえたらタップするタイプの測定のため、参考程度にしてください。
電池持ちについても比較してみようとは思っていたのですが、そもそも通常接続モードであっても電池がなくなるまで連続使用したことがないため省電力目的で使う必要はあまりないのではないかと思います。
LE Audio を有効化すると、後述の設定「接続機器の管理」が使用できなくなり、別端末もうまく繋げなかったためマルチポイントも使用できない可能性があります。
キーアサイン
キーアサインはかなり自由度が高いです。


長押し操作まで2段階あるのはかなり珍しいですね。

操作内容も長押し・単押し共通で選択でき、変更可能な内容も色々あります。また、アンビエンスコントロールを設定した場合、どのモードを行き来するかも設定できます。

ちなみに、似た機能としてトークスルーがあり、これは再生中のメディア音量がかなり小さくなると同時にヒアスルー状態になり、レジなどで利用する際に便利です。
ボリュームステップ
音量調節ボタンを押した際のステップ数を選択できます。
16ステップ、32ステップ、64ステップが選択でき、ステップ数が細かいほど、ボタンで音量を上下させた際の音量変化が小さくなります。
左右バランス調整
左右の音量バランスを5段階で偏らせることができます。片耳の聴覚にハンディがある場合などを想定したものだと思います。
通話マイク
マイク機能をOFFにすることが可能です。
ボタン操作速度
連続押しの速度をゆっくり・通常から選択できます。
マグネティックスイッチ
電源オン・オフ、音楽の一時停止、動作なしから選択できます。
オートパワーオフ
音楽再生や通話を行っていない状態での電源オフ時間を、5分、15分、30分、60分、なしから選択できます。
音声ガイダンス
音声ガイダンスの言語や方式を変更できます。

接続機器の管理
ペアリングされている機器等を確認できます。LE Audioモードで接続時は選択できません。
置き忘れアラート
接続済み製品が離れたことを検知すると通知してくれる機能です。
「製品を探す」機能
こちらは置き忘れ機能に加え、位置情報を利用した機能です。最後に切断された場所を記録してくれます。

音質
音質については、おおむね価格帯相応の音質で十分に良いと感じました。ただ、ハイレゾ音源には対応していないので、普段から高音質で聴いている方にはやや粗く感じるかもしれません。
また、初期設定状態だとかなり低音重視のセッティングになっていると感じました。自分はずっとプリセットイコライザーの「Clear Vocal」を使用して低音をカットし高音をブーストしています。
楽曲再生レビュー
今回も何曲か聴いてみた感想を記載していきたいと思います。すべてAAC環境、「Clear Vocal」で試聴しました。
最近レヴュースタァライトにハマっています。低音が得意なイヤホンなのでこういったジャジーな楽曲は合っている気がします。ウッドベースの響きがとても心地良いです。このくらいなら大丈夫ですが、あまり大人数歌唱の楽曲だとちょっとごちゃついてしまうかもしれません。
イントロからのバスドラムが特徴的な楽曲です(イチ押しのバンドです!)。高音域は若干解像感に物足りなさを感じますが、バスドラムのキック感は随一だと感じます。低音寄りなのもこの楽曲の雰囲気にはよくマッチしている感じがします。
スラップベースが特徴的な楽曲です。ボーカルの音域も比較的低めのため、このイヤホンで聴くのに向いている楽曲です。スラップのアタック感も良く出ていて非常にカッコいいです。
総評
- お値段以上の機能性
- 電池持ちが他製品の追随を許さないレベルで長い
- 操作カスタマイズが豊富
- ゲーム向け低遅延機能搭載
- サイズの割りにつけやすい
- 無線充電対応
- 各種ハイレゾコーデックには非対応
- 音質は特別良いという感じではない
- ちょっと低音寄りすぎ?
- LE Audio使用時は制限事項がある
- 人によっては大きい・重いと感じる(かも)
まとめ
総合的に見てかなりお勧めできるイヤホンです。とにかく操作のカスタマイズ性・機能の豊富さが他のイヤホンよりかなり高いと感じました。
昔はハイレゾ対応などをかなり気にしていたのですが、ワイヤレスイヤホンって外出時に騒音下で使うことが多いので、あんまり気にしなくてもいいのかもしれないと最近は思っています(家ではヘッドフォンで音楽を聴くことが多いです)。
とはいえ、この機能性・電池持ちのままハイレゾ対応で3万円台の製品とかが出たら速攻入れ替えると思います(笑)。

それではまた次回の記事でお会いしましょう!