【Sony】本日発売!ノイキャン最強クラスの完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM4」をレビュー!【最速”購入”レビュー】
こんにちは!
今回は、本日発売されたWF-1000XM4が運よく今日中に家に届いたのでレビューしていきます。
このイヤホン、発売前から著名なインフルエンサーの方々がYouTubeやブログなどで紹介していましたよね。もうだいたい知ってるよという人も多いかもしれません。
しかし!あれはあくまでも案件であって、購入レビューとはやはり違うものだと思って見る必要があると個人的には考えています。
当然ながら僕は商品提供なんて受けていないので、今回の記事ではいいところからイマイチなところまで記事内で網羅していきたいと思っています。
このブログではとにかく細かく書くことをモットーにしていますので、興味がない部分は見出しなどを使って適宜飛ばしながら読んでいってください!(笑)
それでは見ていきましょう!
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外観
外箱
外箱等の包装は、全てプラスチックフリーで作られているらしいです。
ハイレゾ対応、各種音声アシスタント対応などの記載があります。Siri,OK Google,Alexaに対応してます。
内容物
内容物は以下です。
- 本体・充電ケース
- イヤーピース(S,M,L)(Mは装着済み)
- USB-A to C充電ケーブル(20cm)
- 説明書類
日本企業らしく、説明書がたくさん入ってますね(笑)
正直、1,2,3,4と書いてある図だけで接続はできます。
イヤーピースはプラスチックというよりウレタンっぽい材質でできています。前回のイヤホン記事にも書きましたが、僕は割と耳穴が奥にあって、ワイヤレスイヤホンのイヤホンは傘が短いと感じることが多いのですが、残念ながらこの機種もやや短くて長く使っていると痛くなってきてしまいました。。。前回の記事でも使用したFinal Eタイプは使用できます。僕はこれに換えて使ってますね。
↑傘がやや長めで、安価な割に品質がいいのでおすすめです。
充電がUSB-Cなのはありがたいです。また、Qi充電(おくだけ充電)にも対応しているので、対応する充電器があれば充電可能です。
↑記事後半に実際に充電している写真も載せますが、こちらの商品は僕が実際に使えることを確認してます!
重量は、ケース込み54.3gで片耳当たりは7.2gです。前世代機と比較すると、見た目からもわかりますが明らかに軽くなっていますね。
電池の持ちは、音楽再生時最大8時間(NCオン) / 最大12時間(NCオフ)、通話時最大5.5時間(NCオン) / 最大6.0時間(NCオフ)です(公称)。充電時間は1.5時間となっていますが、アダプターのW数などによって変動すると思います。通勤だけでなく旅行に使うにも十分だと思います。
機能
初期設定
Android10以上のスマホであれば、スマホの画面をロック解除した状態でイヤホンをケースから取り出すと、ポップアップが現れてすぐにセットアップできます(写真撮り損ねました。。。)し、仮に出てこなくても普通のBluetooth機器と同様にして接続できます。
接続したら、まずはこのアプリを入れましょう。
Sony | Headphones Connect
Sony Home Entertainment & Sound Products Inc.無料posted withアプリーチ
本機が接続されていれば、「接続されています」という旨のメッセージが表示され、あとは画面に従っていけば設定できます。
途中で360° Realityの設定が表示されますが、対応アプリを使っていなかったので僕はスキップしてしまいました。
現状、対応しているのはこの3つのアプリだけなので正直利用していない人が多いかなと思います、Appleの空間オーディオと提携したりしてくれれば使う機会はあるかもしれませんが…
耳の写真を撮ったりして個人にあった調整を施すらしいです。
イヤーピースサイズの計測
初期設定が完了すると、右上のメニューからチュートリアルを促されます。
イヤホンを耳に装着して判定ボタンを押すと、数秒間音声が流れて密閉度を判定してくれます。
僕の場合は両方ともMで密閉されているとのことでしたが、左右で耳の穴の大きさが違う人も結構いるみたいなので、これはやっておくことをお勧めします。
Final Eタイプをつけて測定したときも密閉されていると表示されたので、サードパーティ製であっても密閉されているかは確認してくれるみたいです。多分流した音がイヤホン外部側のマイクに入っていないかとかで判定しているんだと思います。自分だと案外わからなかったりするのでいい機能ですね。
アダプティブサウンドコントロール
ここから先はアプリの表示順で設定していきます。
トップ画面から、電池容量や接続方式など、大まかな情報を取得できます。
アダプティブサウンドコントロールでは、行動の状態をイヤホンが認識し、外音コントロールを自動で切り替える機能です。例えば、歩いているときや走っているときは不安なのでノイズキャンセリングはオフ、止まっているときや電車の中ではノイズキャンセリングをオン、といったような感じです。地点を登録して、その付近に来たらコントロールを切り替える、といったこともできます。
僕は風ノイズ軽減を歩いているとき、走っているときにつけています。これが結構効果あって、これまでのノイズキャンセリングからの進化を感じさせます。
スピーク・トゥ・チャット
スピーク・トゥ・チャットは、上図の通り、自分が話し始めると外音取り込みに自動で切り替わるモードです。レジでの会計時や、イヤホン使用時に誰かに話しかけられた場合などに、勝手に切り替わってくれます。このモードは前に試聴しに行ったときに、友人に声を出してもらったりしたのですが結構精度は高く、自分が発声したときにのみ反応していました。
イコライザー
予めプリセットとしていくつかセットされており、Customセットも作成できます。
プリセットは、よくあるBrightとかBass Boostとかそんなやつです。ただ、Sonyが昔から使っているCLEAR BASSは相変わらず効きが良く、こもらず低音をしっかりと出してくれます。
Bluetooth接続品質
ざっくりと
- 音質優先
- 接続優先
という設定しかないようです。
僕のスマホ(Xperia 5 Ⅱ)の場合は、
- 音質優先時:LDAC
- 接続優先時:AAC
という接続でした。
遅延については、自分は音ゲーとかやるときは有線イヤホン使うのであんまり気にしてないんですが、少なくとも理論上はLDACの方が速いようで、他のレビュワーさんの記事等でもそのように紹介されていました。
一応スマホ側からも設定はできるんですが、開発者オプションを開かないといけなかったりしてあまり一般的ではないので、コーデックが選べるようになっているとよかったです。アップデートに期待ですね。
追記:LDAC接続中は通知から以下のような画面に行けることに気づきました。
音質優先にすると、恐らくLDACの最高ビットレート(990kbps)固定で接続してくれるようです。
追記:あとから気づいたんですが、このイヤホンaptXには対応してないんですね。だからいっそAACとLDACというわかりにくい記載より接続・音質という表記にしたのかもしれません。
DSEE Extreme
DSEEは、ソニーが推している機能の一つで、圧縮音源でもハイレゾ並みの音質にしてくれるということですが、実態は不明です。自分はXperia側にDSEE Ultimateというのが入っていて、アルティメットのほうがすごそうなのでこちらを採用していますが味付けされたくないという場合はOFFにするのが吉じゃないですかね。
DSEE Extremeはこちら、DSEE Ultimateはこちらに説明があります(ソニー公式)。どちらも同じような機能ですが、スマートフォンなどのより重たい処理を行える端末にUltimateが入っているようです。
音声アシスタント機能
イヤホンから各種音声アシスタントを利用できます。
僕はAndroidなので確認できないのですが、AppleデバイスならSiriも使えるようになっていると思います。「Alexa」コマンドや「OK,Google」コマンドで起動することも可能です。
ただ、先述したスピーク・トゥ・チャット機能をONにしているとノイズキャンセリングが切れてしまうのはちょっと難点ですね(笑)
追記:こちらの機能ですが、Alexaコマンド実行後はちゃんと元に戻りました!話しているときに音楽が流れていると自分の声量が分かりにくいからという配慮ですかね。
タッチセンサーの機能変更
正直、一番の残念ポイントの1つとなってしまいました。
なんと、前回のイヤホン記事(ATH-ANC300TW)と同様、プリセットのみの変更で項目ごとの変更ができませんでした。。。
左右にそれぞれ「外音コントロール」「再生コントロール」「音量コントロール」のどれかを割り当てるという感じです。
というか、ダブルタップとかトリプルタップ対応してるなら外音コントロールと音量コントロール一緒でもいいと思いません???
チップの記憶量に制限とかあるんですかね。書き換え不可のメモリとかになってるのかもしれませんが…アップデートで変更可能になることを切に願います。
その他設定
その他の機能はこの価格帯なら割と標準的な感じで、ヘッドホンを外したら一時停止、一定時間で電源OFFなどの機能が搭載されています。
Qi充電
記事前半でも紹介した通り、Qi充電に対応しています。
↑この製品はUSB接続で最大10W、
↑こちらは電源アダプタータイプですが15Wまで出力可能です。Qi規格対応と記載されている以上、おそらく15Wまで対応していると思いますが詳細な記載はありませんでした。
音質
お待ちかねの音質レビューを行っていきますが、今回は音楽を聴く方の音質だけではなく、ノイズキャンセリングや外音取り込みも「音質」としてレビューしてみます。
再生音質
音質は言わずもがなといった感じで、ワイヤレスイヤホンの中では最高級なだけはあると思います。ソニーらしさとして、やはり低音の空気感がある感じがします。バスドラムの音で鼓膜が震えるというか、独特の響きがあるんですよね。
今回も何曲か聞いてレビューしていきます。EQは全OFFで聴いています。
米津玄師「Pale Blue」では、冒頭のベースが心地よく響きながらも、バイオリンやボーカルの音も埋もれずにバランスよく聴ける印象です。やはりノイズキャンセリングが強いこともあって音楽にのめりこめる感触があります。これだけ低音を出しながらもきれいに聴かせるのはさすがSonyといった感じですね。
緑黄色社会「ずっとずっとずっと」では、女性ボーカルと楽器隊との一体感が心地いいです。すごく前に出てくる感じではないですが、EQ次第で好みに合わせて変えられると思います。Bメロでベース音量がわずかに上がる所など、これまで聴いていて気づかなかった変化も感じ取れました。
H ZETTRIO「Fiesta」を聴いて思ったのですが、このイヤホンはかなりジャズを聴くのに向いているなと思いました。各帯域の音がバランスよく聴こえてくる分、あまりにも多くの楽器が使われている曲はややごちゃついたした印象になりますが、H ZETTRIOのようにコンバス、ピアノ、ドラムだけのような構成だと、整っていつつ密度の濃い音楽が聴けます。低音の響きもすごく気持ちいいです。
ノイズキャンセリング
ノイズキャンセリングの精度を文章に起こすのはとても難しいのですが、とにかく静かになります。家の中で使っていても、これまで使用していたATH-ANC300TW(記事)より静かだと感じます。また、無音時のホワイトノイズもかなり低減されていると思います。
とりわけ、低音成分のノイズキャンセリング性能が向上しているように感じました。電車や飛行機などの騒音の多い乗り物でより威力を発揮しそうです。
↑今回紹介のイヤホンより約半額ですが、少なくともそれ以上性能はある高コスパイヤホンです
外音取り込み
外音取り込みも明らかに自然になりました。エアコンの音など、前世代機や類似機種に比べてだいぶ拾いにくくなった感じがします。また、音の聴こえてくる方向も正確になったことでより自然に聴こえると感じます。今回はスピーク・トゥ・チャットなど、より積極的に外音取り込みを使ってほしいというメーカーの希望が透けて見えるので、使ってみてまた印象が変われば随時追記していきたいと思います。
総評
- 音質、ノイキャンともに最高級
- スピーク・トゥ・チャットをはじめとする便利機能
- イコライザーで好みの音に変えられる
- Qi対応で充電が楽
- ケース・本体が軽量化。触り心地もいい
- コントロールの個別変更が不可
- 値段は相応に高い
- 360°Realityに対応しているアプリは少ない
- aptX/aptX HD非対応で、LDAC非搭載端末ではハイレゾの恩恵を受けられない
まとめ
いかがだったでしょうか?
全体的に完成度が高い分、微妙なところが目立ってしまう形になってしまいましたが、この価格でも購入する価値は十分にあると思います。特に、今までそんなに高いイヤホンを使っていなかったという方が買い替えれば明らかに音質が上がったと感じられるのではないでしょうか。
せめてコントロールだけ変えられるようにしてほしい…(小声)
今回書いてないことで気になる事とかあったら気軽にコメントください!
それではまた次回の記事でお会いしましょう!
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