【SOUNDPEATS】これまでにない感覚!イヤホン疲れから解放される「SOUNDPEATS CCイヤーカフ/UUイヤーカフ」を比較レビュー!【イヤーカフ型ワイヤレス】

2025年5月13日

こんにちは!

今回は、SOUNDPEATS様から商品提供いただきました「SOUNDPEATS CCイヤーカフイヤホン PearlClip Pro」および、「SOUNDPEATS UUイヤーカフイヤホン Pop Clip」をレビューしていきます。

お知らせ

今回のレビューは商品提供を頂いています。
PR:SOUNDPEATS

正直、自分は今までこの手の形状のイヤホンはだいたい骨伝導だと思っていたのですが、この製品はいわゆるオープンイヤー型イヤホンと呼ばれるものの一種で、実際にイヤホン内のスピーカーから音が出るタイプとなっています。

詳細なレビューはこの後記載しますが、これまでのイヤホンとまた違った感触でとても面白い製品だと思います!

また、骨伝導イヤホンがニガテだった、という方にも是非試してみていただきたいです。

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また、今回は合わせてクーポンコードもご提供いただきました!是非ご利用ください(どちらのイヤホンにも使用可能です)。

外観

外箱

外箱はこんな感じです。

箱にはPop Clip,PearlClip Proとそれぞれ記載がありますが、イヤホンの形状からUU/CCイヤーカフイヤホンという名称になっているようです。

内容物

内容物は本体以外概ね共通なのでUUイヤーカフのものを載せたいと思います。

箱を開けるとこんな感じです。

箱の上側に説明書類があり、また充電ケーブルはイヤホンの入っていたプラスチックケースの裏部分にありました。

  • 本体
  • USB-A to Cケーブル(約50cm)(CCイヤーカフに付属のケーブルは約15cm)
  • 説明書類
  • ステッカー

最近の製品にしては説明書が厚く、アプリなしである程度接続方法などが分かるようになっています。

本体はこんな感じです。ケース前面にはインジケーターLEDがあり、色に応じてバッテリー残量などが分かるようになっています。

両機ともに急速充電に対応しており、10分の充電で2時間の再生が可能です。

見た目については、全体的にCCイヤーカフの方が高級感のある感じにはなっていると思います。

ケースの充電はUSB-Cです。どちらも無線充電には非対応となっています。

UUの方はちょっとわかりにくいんですが、各ケースにはペアリングやリセットに使用するボタンがついています。

初回接続時・リセット時はイヤホンをケースから取り出すだけでペアリングモードになるので、ケースボタンを使用するペアリングはマルチポイントの2台目を設定するときに使うパターンが多いと思います。ケースを開けボタンを3秒以上押下するとペアリングモードに移行します。

また、10秒以上長押しするとペアリング情報がリセットされます。

重量

UUイヤーカフの重量は以下の通り、ケース込み45.7g、片耳で4.7gとなります。

CCイヤーカフの重量は以下の通り、ケース込み47.3g、片耳で6.0gとなります。

本体重量については通常のワイヤレスイヤホンよりやや軽い部類かと思います。イヤーカフ型の特性上、あまり重いと耳からずり落ちてしまうのでこのくらいになっているのかなと思います。

個人差はあると思いますが、1g以上軽いのもあり個人的にはUUイヤーカフの方が耳にフィットする感じはします。ただ、CCイヤーカフの方は耳に接する部分が全てシリコン素材なので耳は痛くなりにくいのかなと思います。

サイズ

どちらも6cmほどのケースに収まる大きさです。

UUイヤーカフの本体側は太い部分(耳の外側にあたる部分)でも2cmほどです。CCイヤーカフについては、両側ほぼ同じ幅で1cmちょっとといったところです。

機能

スペック

数値上のスペックはこんな感じです。

UUイヤーカフ
CCイヤーカフ
  • Bluetooth:5.4
  • 対応コーデック:AAC、SBC
  • 防水規格:IPX5
  • 風切り音低減:対応
  • 使用可能時間:最大約8時間(イヤホン)、最大約30時間(充電ケース併用時)
  • 充電:USB-C
  • マルチポイント:対応(2機器)
  • ドライバ:10.8mm
    デュアルマグネットダイナミックドライバー
  • Bluetooth:5.4
  • 対応コーデック:AAC、SBC
  • 防水規格:IPX5
  • 風切り音低減:対応
  • 使用可能時間:最大約6時間(イヤホン)、最大約24時間(充電ケース併用時)
  • 充電:USB-C
  • マルチポイント:対応(2機器)
  • ドライバ:12mm
    デュアルマグネットダイナミックドライバー

スペックはかなり似通っていますが、使用されているドライバが異なるようです。

さらに、電池持ちについてもUUイヤーカフの方がやや改善されているようです。

音漏れについて

音漏れについてですが、正直電車とかで周囲を気にせず満足な音量で使うのは難しいと思います。音量に応じてそれなりに外部に漏れます。ただ自分が思っていたほどではないなという印象で、外でランニングをしながら使う、Web会議で自席で使うといったシチュエーションでは十分に使えるのではないかと思います。

未装着時の音量レベルはオープンイヤー(Apple純正イヤホンなど)のイヤホンと同じくらいで聴けるイメージで、完全に耳穴を向いていない分少し漏れる音量が多くなる、くらいのイメージです。

装着感

耳の形はかなり人によるところが大きいので何とも言えないのですが、自分はどちらもわりとしっかり耳にフィットしました。耳の立体感(?)が極端に少ない場合、滑り落ちてしまう可能性はありますが、だいたいの方は問題ないのではないかと思います。

耳甲介腔の部分を表裏で挟むイメージ 引用:札幌医科大学

滑りにくさでいうと耳側の素材がシリコンになっているCCイヤーカフの方が気持ち落ちにくそうな感じです。

左右入れ替え

両機の珍しい特徴の1つとして、左右を逆にしてケースに嵌めても充電できるようになっています。ではどうやって左右判別すればよいかというと、ケースにどちらのイヤホンをはめるかで左右が自動的に設定されます。ケース左側に装着したものが左、右側に装着したものが右になるようになっています。

そのため、イヤホン側にもLR表記はありません。

ケースに嵌めて電源が再度入った時点で設定されるので、外してから左右を入れ替えると左右逆になってしまうことに注意してください。

物理ボタン

UUイヤーカフについては、コントロールは物理ボタンとなっています。誤操作が減るので個人的には物理ボタンの方が好きです。

ボタンの位置は当然決まっているので、左右のつけ方によってボタンが上側または下側にくるようになります。

一方、CCイヤーカフはタッチセンサーなので左右が入れ替わっても操作感に大きな変更がなく、自然に操作できます。

タッチセンサーはざっくりこのあたりにありますが、ダブルタップ操作などはうまくいかないと感じることもありました。

また、タッチセンサーについてはアプリから無効化することもできます。

アプリ

アプリからいくつかの機能について設定を行えます。

正直出来栄えは改善の余地がある感じで、特定の操作をすると黒い画面から動かなくなってしまったり、一部のモード切替を短時間で行うとイヤホン側の設定とアプリ側の表示が正常に同期しない状態になることがあるようです。

ゲームモード

ゲームモードでは、遅延を減らした状態で接続できます。ゲームモードの有無で遅延を測定してみました(UUイヤーカフで測定)。

ゲームモードオフで平均875ms、ゲームモードオンで平均596msとなり、一定の効果があることを確認できました。

後述のムービーモードとは両立できません。

ムービーモード

音声をサラウンドっぽくするモードです。確かになんとなくサラウンドっぽくなりますが、全体的にかなり籠った音質になってしまうので個人的にはあまり使っていません。

また、ゲームモードとは両立できません。

ダイナミックEQ

これは再生内容に合わせて自動調整してくれるモードですが、正直これだけONにしておけばいいんじゃないかというくらい音質が向上します。本モードをONにすることで籠って聞こえていた音質が全体的にかなり改善しました。

ダイナミックEQがONの状態だと普通のオープンイヤーで聴いているのと遜色ないレベルにまで音質が向上します。

カスタムキー

物理ボタンの操作を変更できます。特に操作方法による縛りはなく、どの操作にも画像右の操作を割り当てることができます。

画像はUUイヤーカフのものになりますが、CCイヤーカフでも同様に操作を割り当てできます。

タッチセンサー無効化

先述のとおり、CCイヤーカフにはタッチセンサー無効化の機能があります。

Web会議が主な用途の方などであれば、だいたい音量は一定でしょうから無効化するのもアリかなと思います。

EQ

イコライザー機能はプリセット10種のほか、カスタムで8band EQを設定できます。

また、適応型EQというのもあり、こちらは聴覚検査のように周波数ごとに音が聴こえてきて自動でEQを調整するモードになります。自分が実施した結果こんな感じになりました。

正直、ダイナミックEQのほうが満足度が高いのでそちらを使っています。

EQについてもUUイヤーカフ/CCイヤーカフで違いはありません。

音声ガイダンスの言語切り替え

英語、簡体字中国語、ドイツ語、日本語から選択できます。自動読み上げ音声っぽい感じなので英語が一番違和感ないかもしれません。

排水機能

特定の音域の音を出すことで排水を促すことができます。こちらはUUイヤーカフにのみ搭載されている機能になります。

イヤホンを探す

接続地点を地図に表示してくれる機能になります。接続されていない状態からでもこちらのアイコンから使うことができ、接続していない状態では最終の接続地点が表示されるようです。

位置は若干ずれていましたが、大まかな場所の特定には使えそうです。

接続中の場合、イヤホンから音を出してどのあたりにあるかわかるようにする機能もあり、こちらは勝手に最大音量になったうえでイヤホンからアラート音を鳴らしてくれるので、部屋や鞄の中でどこかに行ってしまった際に探すのに便利そうです。

音質

音質については、ダイナミックEQ前提の音質ではあるものの、自分がこのタイプのイヤホンに期待していた音質を大きく上回っていると感じました。価格帯的にも、さすがにすごくきめ細かい音とはいかないですが、開放型なのも相まって抜け感のある音になっています。

CCイヤーカフの方が定価が少し高いので音質もこっちが上かなと思っていたのですが、個人的にはUUイヤーカフの方が好みの音質でした。ドライバから出ている音がどうというより、自分の耳にUUイヤーカフの方があっていて、より耳穴方向に的確に音が出ているような感じがしました。

また、ダイナミックEQオンの状態でもCCイヤーカフの方は少し籠りが残った感じなのですが、UUイヤーカフは非常にヌケのよい音になります。一方で低音域はやっぱり素材がシリコンのCCイヤーカフの方が得意なのかなという印象です。どういう曲をよく聴くかによるという感じですかね。

結構EQで変わるので、ダイナミックEQで満足できないようならカスタムイコライザーで追い込んでいくといいかもしれません。結構ドンシャリの調整(Low/Hi上げ)でいいと思います。

楽曲再生レビュー

今回も何曲か聴いてみた感想を書いていきたいと思います。全てAAC接続、「ダイナミックEQ」ONの状態で試聴しています。

クランチサウンドのバッキングがイヤホンの特性によく合っています。ダイナミックEQの調整がいいのか、ボーカルも埋もれず目立ちすぎずという感じでバランスよく聴くことができます。また、密閉型ではない割には低音もしっかり聴こえてくるなという印象でした。

UUイヤーカフだとボーカルが前に出てくる感じ、CCイヤーカフでは楽器隊がボーカルと横一線で聞こえるような感じです。

ベースが目立つ曲はどうかと思いこちらの楽曲を選択しました。少なくとも静かな部屋で聴いている分にはベースサウンドも非常にいい感じです。間奏の歪みを効かせたエレキギターもしっかり鳴らせています。こちらもダイナミックEQの恩恵が大きいのかなと思いました。

CCイヤーカフだと前奏部分のベースがかなり迫力あります。

空間表現をテストしたくこの曲をセレクトしました。おそらくこの曲はREC時から音の聴こえる方向にこだわって作られていると思うのですが、しっかりと音場の広がりを感じられます。ムービーモードを使用せずとも音の定位は結構得意なイヤホンなんじゃないかなと思います。

前2曲はUUイヤーカフの方が好みだったのですが、この曲は断然CCイヤーカフですね。キックの低音の響き方が非常に心地いいです。

総評・比較

いいところ
  • 耳穴に直接つけないため疲れにくい
  • 外部の音もある程度聞くことができる
  • 本体重量が軽い
  • ゲーム用低遅延モード搭載
  • ダイナミックEQの汎用性が高い
イマイチなところ
  • コーデックはSBC,AACのみ
  • アプリの動作が不安定な時がある
  • 全体的にやや中高域が籠ったような音質
UUイヤーカフがおすすめの方
CCイヤーカフがおすすめの方
  • イヤホンの見た目はあまり気にしない
  • とにかく軽いほうがいい人
  • 中高域のヌケのいい音質が好みの方
  • 電池持ちをできるだけ重視したい方
  • 高級感のある見た目を重視したい
  • インナーイヤーイヤホンだとプラ部分が当たって耳が痛くなりがちな人
  • 低域の音を重視したい方
  • 会議等での使用がメインで、本体の電池持ちはあまり気にしない方

まとめ

色々と書きましたが、定価時でも6000円~7000円強という値段を考えるとかなり良いイヤホンと言えるのではないでしょうか。ソフトウェア面での問題点についてはアップデートで解決する可能性もあります。

特に、ランニング等ある程度外部の音声も気にする必要があるシチュエーションでの使用にはかなりおすすめです。

電池持ちは特筆するほど長くはないようですが、やはり疲れにくいのである程度長い時間使用するという方にもお勧めできるイヤホンだと思います。

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それではまた次回の記事でお会いしましょう!