【FOSTEX】ヘッドホンアンプ入門機!FOSTEX HP-A3をレビュー!【USB-DAC + AMP】
こんにちは!
今回は、「いいヘッドホンを買ったけどPC直差しだと出力が足りない…」といった場合や、「もう少し音質を上げてみたい!」という方におすすめのDAC兼ヘッドホンアンプ、HP-A3をレビューしていきます!そんなに新しい機種ではないんですが、20000円前後で買える信頼性のあるメーカーのDAC兼アンプの中ではかなりいいと思います!
早速見ていきましょう。
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外観
外箱
外箱はシンプルです。
個人的にはこのくらいシンプルなほうが好きです。
内容物
普段から使っているので繋いでしまっていて写真がないのですが、以下のものが入っています。
- 本体
- ゴム足×4
- USB B to A(2.0)ケーブル(2m)
ケーブルはちょうどいい長さだと思います。試していませんが、市販のケーブルも利用可能だと思います。
↑長さが足りなければこういったケーブルを利用してもいいかもしれません。
ゴム足は本体に両面テープで張り付けるタイプです。基本つけたほうがいいと思います。
本体正面
記事冒頭にも載せていますが、正面はこんな感じです。
INPUTとしてOPTICALとUSB、出力先としてPHONESとRCAが選択できるようになっています。物理スイッチで操作できるのは便利ですね。PHONES端子は6.3mmの標準ジャックです。
ちなみに、3.5mmとの変換ジャックは付属しないので、3.5mmのヘッドホンを使う場合は別途購入する必要があります。
↑こういうやつです
ボリュームノブはクリック感はなく滑らかに動き、正面から見るとノブのくぼみからボリュームが数字で見えるようになっています。無段階調整のほうが音量を細かく調整できるのでここもいいところです。
POWERはUSBケーブルがつながっていれば基本点灯しています。LOCKランプは、PCから音声出力先として認識しているときは点灯しています。PCをスリープしたり、OPTICALになっているときは消灯します。
本体背面
背面はこんな感じです。
スピーカー等に出力するためのRCAアウトプット、OPTICAL(光端子)の入出力、USB(電源兼通信)の端子があります。外部電源が不要なのはケーブルが減るのでありがたいです。
OPTICAL OUTPUTは、常に出力されているようで特に設定項目はありません。後述しますが、PCからもSPDIFインターフェースと認識されます。また、前面にOUTPUTの選択スイッチがあったことからもわかりますが、RCAとPHONESから同時に出力することはできません。
機能
USB-DAC
PCに接続すると、以下のように認識されます。
どうやら、光端子の出力インターフェースとして認識されているようです。しかし、もちろん普通にヘッドホンアンプとして使用できています。
出力は、16bit or 24bit/48000Hz or 96000Hzです。最近のDACに比べると若干低めの数値ではありますが、個人的にはハイレゾと呼ばれる最低限のビットレート/周波数以上はあんまり違いがわからないのでこんなもんでいいかなと思っています。チップはAKM AK4390が使用されています。
また、先述したように出力先にはRCAとPHONESを切り替えて利用できます。
OPTICAL DAC/パススルー
TV等から光端子入力を受けることができます。光端子の入出力の場合は32bitまで利用できます。光端子の出力は基本常時行われているようです(使用していないので実際のところはわかりませんが…)。
音質
本製品を噛ませると、全体的に音像感がくっきりとした感じになります。また、アンプ機能があるので当たり前ですが、より大きな出力を得ることができるので、高インピーダンスのヘッドホンもしっかりと鳴らすことができます。使用上の最大出力は100mW+100mW (32 Ω負荷)となっています。
味付けは少な目で、ヘッドホンなどの特性をそのまま引き出してくれる感じです。
注意点
公式HPにも記載されていますが、本機はWASAPI非対応です。foober2000やiTunesで再生する際は、Direct Soundなどの出力を指定する必要があります。Direct SoundはWASAPIなどに比べ、Windowsのほかの音声とミックスする際に若干音質が劣化するといわれています。気にする方は注意してください。僕には正直違いはあまりわかりません。
過去の記事に書いたようなソフトウエア型立体音響は利用できません。まあ音楽を聴くのにはあまり必要ないですね。ゲーム向けのDACも紹介してますのでご覧ください。
総評
- 外部電源不要
- 比較的安価でDAC+アンプが揃う
- 物理切り替えスイッチの操作性は◎
- 音量は無段階調整
- 音の傾向をあまり変化させず、出力を上げられる
- 対応ビットレート/周波数は現行製品の中では低め
- ミニジャックへの変換ジャックは付属しない
- WASAPI非対応
まとめ
いかがだったでしょうか?
個人的にはかなりおすすめの商品です!ヘッドホンにお金をかけるのもいいですが、一定以上の価格帯のものを使うなら再生機器にもこだわりを持つといいですよ!まあアンプとか揃えだしたらオーディオ沼の始まりなんですが
気になったらぜひ購入を検討してみてください。
それではまた次回の記事でお会いしましょう!
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